検査から2週間が経ちまして・・・
結果は陰性でした
HIV含め、他感染症も心配なしとの結果
今回は東京都中央区の保健所での検査
第2・4木曜日に実地していて、受信してから2週間後結果を聞きに行くスタイル
実は、中央区の保健所を利用したのは初めて
都内では南新宿での検査所が有名で
こちらは祝日を除いて、平日・土日共に開いている。
※コロナによる緊急事態宣言前の情報
他、都内では池袋、荒川、台東、江戸川、多摩地区等々多くの場所で検査所を設けていて
それぞれ、開催曜日、土日・夜間対応から
匿名、予約の有無などなど
HIV以外の感染症の検査の有無やその種類等
開催場所によって異なる
いずれも無料だが、ほとんどは結果は口頭での通知(証明書発行無なし)
南新宿以外は実地日が限定(曜日・第何等々)されている。
近所や、都合の良い曜日、条件などで探してみてはどうだろうか。
証明書が必ほしい場合は、病院等で有料の検査をする必要がある。
自分は年一でかかりつけ医で健康診断を受けに行き
その際ついでにと性感染症の検査もお願いし
他の期間は保健所で受ける様にしている。
詳しくはHIVマップ
や
各自治体、保健所のページを参考に!
また、最近では自宅で採血~郵送~結果を返送までしてくれるサービスもあるそうだ。
都市部と地方の情報格差
前回も書いたが、定期的に検査を受ける理由は
検査を受けることの「必要性」や「手軽さ」や知識を10代・20代の世代に伝えれるように…というのが1つあったのだが
最近ではもっと上の年代での
HIVや性感染症についての情報格差・情報弱者が広がっているので肌に感じている。
行きつけのゲイバーに飲みに行ったときなんかに
平日のあまり混んでない時、お客さんが自分ともう1~2組くらいの時に
まじめな話になって、HIVの話なんかしたりすることがあり
先述したような検査所の話や、前編で書いたような“アップデート”した性感染症の最新事情なんかをお店のママやほかの徐錬さんと語らう機会があったりするわけですよ。
すると、たまたま地方から来ていたお客さんが不思議そうな顔してみていて
(そりゃ、上京して入ったゲイバーでの話題が性病だったら戸惑うだろうけど)
「ずいぶん詳しいですけどもしかして・・・(感染者・陽性ですか?」
と、まあ直接は聞かない(たまに聞く人もいるけど)けどそんなニュアンスで恐る恐る聞いてくる人がいて
「いや違いますよ、でも定期的に検査に行って・・・」というとびっくりされることが多い。
もちろん、地方の人が性感染症についての知識が無い
というのは偏見でしかない
ただ、保健所や検査システム、その他情報のアップデートに関しては
都市部に比べて疎い傾向にあるのはまた事実だろう。
これは、HIVに限らずゲイコミュニティー全体に言えることだ。
最近でこそ「各都道府県にゲイバーが存在する!」などと言われているが
新宿二丁目や上野、名古屋や大阪・堂山など、ゲイバーが密集し
コミュニティを形成しているのは大都市圏にしかない。
最近でこそ、SNSでのコミュニティーにより「ゲイバー」に行かなくても交流・情報交換を行う若者が増えてきたが
40~50代で、「最近になって二丁目デビューしました」とか「東京出張の時にだけこういうお店飲みに来るんです」というおじさま方も少なくなく
自分やお店のママたちが、うるさがれるの承知で若い子向けに話していた話が
実はおじさま方が興味を持ってくれていた、なんて場面によく出くわすのです。
そして、逆に地方の方の話を聞いていると
検査所の数や、情報の入手だけでなく
ゲイであることに気付いた時の不安や、周りに相談できずに悩んだり
結婚しないこと、いい年をして独り者であることへの親類・職場での眼
等々・・・これらの悩みの深さは(もちろん都市部でもないわけではないが)強いようにうかがえる。
電車一つ乗り換えれば、ゲイタウンがあり、
若者が集まる店と人生の先輩に会える店が同じビルにあるというのは
恵まれたことなのだと改めて実感した。
【追記】「予防」の対象を把握しておこう
最近、PreP療法というHIV治療薬を、性行為の前後に服用することで感染の予防効果がある、ということで話題になっていて
周囲でもコンドームの代わりにと、使用している人の話をよく聞くのですが
もちろん、感染リスクを減らすという意味では
先進国の中で、HIV感染者増に歯止めがかかっていない日本にとっては
スタンダードな薬になるべきかもしれませんが
あくまでも「リスクを下げる」薬であり
また、他の感染症(梅毒・肝炎・クラミジア等)の予防にはならない為
基本的にはコンドームの着用が必須であることには変わらないとのこと。
自分ももちろん着用はするし、「生で」と言われたら
流れに任せず、断る勇気も大事
どうしてもコンドーム無での性行為を望むなら、互いに検査を済ませた特定の大切な人との間だけにすべきというのが個人的な思いです。
同性間だけでなく、男女でもこれは同じです。
(感染症についての見解で、避妊となるとまた見解が変わってくると思いますが・・・)
感染リスクは、ゲイも男女も、ウケもタチもそこまで大して変わりません。
ゴムも検査も、生を断る勇気も
大人のマナーであると、堂々と広めていきませんか?
コメント